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F.O.Fgroupにてスタイリスト兼ブロウアーティストとして活躍されている中井結菜さん（写真左）、そしてグループマネージャーの英 佳代さん（写真右）。

前半では、ハリウッドブロウリフトの導入までのお話をお伺いしました。若手を中心に浸透させた戦略が成功し、当時120名のスタッフのほとんどにブロウリフトの技術を落とし込めたとのこと。

導入後、具体的にどのような効果を感じられたのでしょうか？引き続き、お話をお伺いします。

「上から下へ」に縛られない
「下から上へ」だからこそできた、ムーブメント

ーーー導入後、fiio brow(眉毛専門店)は1年で5店舗増えたそうですね。導入の効果は大きかったですか？

英さん：

売上と店舗拡大など経営的な意味ではもちろんですが、結果としてスタッフ全員にとって良い影響を作れたことは、大きいですね。若手の活躍の場を作れたこと、その影響はベテランにもありました。

中井さん：

わたしも先輩に施術をさせていただいたことがあり、すごく緊張しました（笑）

英さん：

実は、ベテラン層には「絶対やらなくてもよいので、知っておいてね」という伝え方をしていました。予約でいっぱいで、多忙ですしね。

少しネガティブに聞こえてしまうかもしれないのですが、新しいことを学ぶことに対して、若手とは受け止め方が違うと思っていましたから。

でも若手の間で拡がったHBLブームで、関心が高まったベテランもいっぱいいましたね。

中井さん：

少し話が逸れますが、眉毛のカリキュラムもあることで、入社を決めてくれる方もいますよね。

英さん：

うん、求人という点でも弊社の強みになっています。就職活動中の方に質問されること、すごく多いですね。しかも男の子が案外多い。メンズに対しての需要もどんどん高まっていくんだろうなって感じます。

ーーー導入時、課題に感じたことはありましたか？

中井さん：

説明が難しかったことですかね。「眉に癖がある」ということについて気がついている人がほとんどいないんだなという印象でした。つまり、癖ではなくて形に関するオーダーがほとんどなんです。

なので、昔からよく言われている黄金比の眉にしてほしいという注文をよく受けました。こちらとしては癖を直したいのですが、口頭やPOP説明でもなかなかお伝えがうまくできていなかったかもしれません。

英さん：

「眉癖」はハリウッドブロウリフトが初めて提唱しましたからね。

これまでの概念がないからこそ、これからつくりあげていけるワクワクもありますよね。

中井さん：

はい、絶対にこれから広まっていくと思います。大好きな美容師として働きつつ、ブロウアーティストとしても活動させていただけること、すごくワクワクしています。

「お客様に喜んでいただく」ための武器が増えたことが、とても誇りです。

英さん：

お客様に向き合うきっかけが増えること、美容師としては凄くありがたいよね。

新液剤による着席時短。
これまでになかった、まさかの会計前施術！？　

ーーー23年2月にローンチした新液剤をご使用いただいています。効果は実感されていますか？

英さん：

お一人のお客様に対応できる時間は、サロンの都合上限られています。早くてクオリティを保てるのだから、とにかく最高ですね。突然「やりたい」と言われてもすぐに対応できるので。カラー中もできますし、アシスタントが施術できるのでカット中も対応できます。アシスタントがお客様とお話しする間で「やってみようかしら」となることもあるんですよ。

お会計前にやって欲しいと言われたこともありますよ。こういう急なオーダーにも柔軟に対応できるのは、新しい液剤ならではだと思います。

中井：

わたしもお客様から、わざわざ別のお店に行かなければいけなかったのが面倒だったとよく伺います。綺麗に変わる場所が集約できると、生活サイクルも作りやすいですよね。

英さん：

ただ、男性と女性でも違うかも。男性は寝ながら施術することを気恥ずかしく感じる方もいらっしゃったり、いい意味でも「プラスアルファ」を求めていることが多い気がします。

女性はどうせならしっかり、リラックスした状態でやりたいって方が多いような。

どのようなニーズにも対応できるように、今後も変化していくのだろうなと思います。

きっとこれからも。
美容師としてのハリウッドブロウリフトとは？

ーーー最後に、講習や導入を迷う美容師の方へメッセージをお願いします。

中井さん：

HBLの受講に迷っている美容師さんは、絶対講習を受けてみるべきです。

わたしは美容師であり、ブロウアーティストでもあります。ハリウッドブロウリフトの技術を得たことで、美容師としての価値を高めることができたと実感しています。

英が「眉毛は顔の額縁」と言っていましたが、セットでやることが当たり前になるかもしれないですよね。髪から眉毛までセットでできる美容師のニーズが高まっていくと思います。

英さん：

確実に眉市場は伸びますね。サロン観点だと、絶対今から導入したほうがいいと思います。「髪×眉のご提案」ができることも、すごく楽しいですね。

共有共感から始まった時、心情に触れることで、最高に近い提案ができると思っているので。

お家に帰った後でも、サロンでの気持ちを思い出してもらえたらいいなあと思います。