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大阪で1番最初にディプロマ認定をされたのが、大阪の中心地からトレンドを発信し続けているF.O.Fgroup。ヘアサロン、アイブロウサロン、メンズサロン、合わせて8店舗を展開しています。

Figure Of Futurology（＝未来予想図）の通り、未来に向かって進化を重ねています。大阪の眉毛美容カルチャーもF.O.Fが広げてくださったといっても過言ではありません。

現在、スタイリスト兼ブロウアーティストとして活躍されている中井結菜さん（写真：左）、そしてグループマネージャーの英 佳代さん（写真：右）にインタビューさせていただきました。

ハリウッドブロウリフトにときめいた
若手スタッフが輝ける場所づくりの可能性

ーーーハリウッドブロウリフトの導入に対して、当時どのような期待をされていましたか？

英さん：

2つのワクワクがありました。

1つは、眉毛は顔の額縁ともいわれる重要なパーツなので「髪とセットで新しい提案ができること」にワクワクしていました。眉は世界に1つだけの絵を入れる額縁で、髪は絵をかける壁みたいな。眉を整えて、絵が完成するみたいな感じですかね（笑）

2つ目は、「若手スタッフの活躍の場を作れるもの」だと思ったことにワクワクしました。若手は将来を担う存在です。でも、美容師業界全体で、若手の離職率って深刻なんですよね。

中井さん：

特にアシスタント期間って雑務が多いので…モチベーション維持が大変です。1年で半分辞めてしまうといわれていますよね。確かに、アシスタント時代は右も左もわからず、辛いことも沢山あります。

英さん：

語弊があったら嫌なんですけど、スタッフの将来を考えたときに、彼女（彼）たちにできるだけ技術を持っていて欲しいんですよね。例え美容師を辞めたとしても、武器になるので。

実際に、現在バリバリに活躍しているのが中井ですね。

中井さん：

今後も美容師として活躍するためのモチベーションになったこと、そして武器が増えたことは間違いないです。接客の感動体験って、本当に大切だと思います。

お客様から直接「ありがとう」とか「嬉しい」などのお言葉をいただけるときの感動は、美容師として最も嬉しい瞬間のひとつです。

英さん：

美容師としての喜びは、やっぱり1対1で向き合ったときの特別な瞬間にあるよね。その瞬間を若手のみんなにも感じて欲しかった。これまでのアシスタントのあり方から考え方を変えたこと、これは当社の強みでもあると思います。

「美容師をハッピーにすること」が弊社のモットーなので。

ーーー関西エリアで一番に導入をされていらっしゃいますよね。そのきっかけを教えていただけますか？

英さん：

自分が施術を受けた時の感動体験ですね。SAKURAさん（ハリウッドブロウリフト創業メンバーの1人）に施術をしていただきました。

何より驚いたのは「眉癖」の概念です。髪の毛では当たり前だった「お客様それぞれの癖」が、眉毛にもあるのか！って、目から鱗でした。

つまり「お客様の毛の癖を改善すること」は、美容師もブロウアーティストも同じなんですよね。

中井さん：

髪を見て、お悩みを知って、聞いて、というところですよね。

英さん：

そうそう。根本的なお悩みを解決してあげることが、わたしたちのミッションなんです。「このお客様はここの髪がうねる癖があるから、こうしてあげると良い」という解決方法を考えながら、お客様のお悩みに向き合うんです。

中井さん：

お客様ご自身でお悩みに気がついている方もいれば、美容室に来て初めて自覚されることもありますよね。

英さん：

そうだね。ヘアと眉毛って施術方法こそ違うけれど、根底にある考え方がとても近いんですよね。ハリウッドブロウリフトは、マツエクとかマツパを習得することに比べると、美容師にとって学びやすいと思いました。

中井さん：

そうですね。わたしも受講するときは、とても受け入れやすかったです。

スタッフの自主性に任せること。
導入時の秘訣は、マネージャーのキーポインター戦略。

ーーー導入することを決められて、スタッフにはすぐに浸透できたのでしょうか？戦略などはありましたか？

英さん：

スタッフそれぞれの「学びたいタイミング」に任せることにしたんです。意欲があるときの方が、学習効率が高まりますよね。その一方でサロンとしては、スタッフの意欲だけに甘えるのではなく、みんなのモチベーションが自然と高まるような仕組みづくりはしていました。

具体的には、サロン内での若手インフルエンサーを立てたんです。スタッフの中心となってくれるようなインフルエンサーから、段々と周りに浸透させていこう！という訳です。ずばり「キーポインター作戦」ですね。中井もキーポインターのひとりです。

中井が技術をマスターし、周りが中井の施術を受ける。感動して「自分もやりたい」となる、の連鎖反応です。結果として、全体に落とし込むことができました。

中井さん：

わたしはプレッシャーがありましたね。他120名全員に対して施術する時間もなかったので……。どうしたら全員のモチベーションを上げることができるのか、頭を使いました。

マネージャーの若手を想う気持ちがポイントとなり、ハリウッドブロウリフト導入はスムーズに進んだとのこと。実際にどのような効果・成果があったのか？後半で引き続きお伺いします。